生体パッキングの前に
水替え
小型魚類飼育装置の飼育水の供給方法はボールタップか滴下で供給されている事が多いと思われます。1日の水の交換量は装置全体の約10%と言われます。引っ越し先では半分以上が新しい水に代わるため(持っていく飼育水の量による)引っ越しに向けて新しい水に慣れさせておくため、1ケ月前くらいか滴下の量を増やすか、1週間に1/3程度の水換えするのが望ましいと思います。魚は急激な変化に弱いため水質を緩やかに緩やかに変化させてあげれば魚へのストレスも軽減されます。またその時に個別水槽内の残餌やウールマット交換、 濾過槽内の溜まった苔、不純物なども引っ越し日に向けて徐々に徐々に綺麗にして行くと、当日、引っ越しの作業も軽減されるはずです。
温度管理
時期によって違いがありますが、その季節に合わせた温度にしておくのが望ましいでしょう。25℃±4~5℃の範囲と思います。極端に室温や水槽の温度を上げてる場合は引っ越しまでにヒーターやクーラーを切らずにサーモコントローラーの温度設定を理想の温度に少しずつ少しずつ近づけていけばよいと思います。
エサ切り
移動中の魚の糞で容器内で水質の低下を防ぐため引っ越しの前日は餌を与えないでおきましょう。
生体の状態確認
パッキングをする前に生体の様子を確認しておきましょう。普段と明らかに違いが見える個体(色の変化、泳ぎ方がおかしい)は別の容器に個別にパッキングすることをオススメいたします。
ー作業内容ー
- 下記の部材などを用意して各水槽ごとに魚の状態を見ながらパッキングしていきます。
パッキング部材
- 飼育観賞魚用パッキング袋
- 発泡スチロール箱
- 冬場はホッカイロ
- 夏場は保冷剤
- 新聞紙や緩衝材
- 酸素ボンベ
ーお客様作業推進度ー
引っ越し費用を出来るだけ抑えたい方へ
- お客様で出来る作業と依頼する作業を分ける
- 依頼する作業を減らす。
- ★マークお客様で出来る作業
お客様作業推進度
4.0
補足:日頃からお世話をしてる事と魚の状態がわかるため推進度↑
ー弊社作業基準ー
弊社に依頼する場合:下記記載の内容に基づいて作業を行います。※弊社のパッキング基準
- 1袋に種通しが混ざらないように個別にパッキングします。(飼育水槽ごとのパッキング)
- 水量約2~3Lのパッキング袋2重に使用します。(3L飼育水槽1ケースが基準です)
- 1袋に対しておおよそ30匹までとします。(1ケースに30匹以上の場合は2袋からの小分けになります)
- 1つの発泡スチロール箱に6袋までとします。状況と季節に合わせて保温保冷剤を6ヶ緩衝材を入れ梱包までします。
生体の輸送は含みません。
遺伝子組み換えの魚の輸送は行っていません