ゼブラフィッシュ飼育装置(試作機)立ち上げ

目次

ゼブラフィッシュ到着

試作機のテストをするためにゼブラフィッシュを飼うことにしました。

ゼブラフィッシュ140匹到着したのですぐに温度合わせをします。。。と思いましたが、まだ仮住まいの装置の準備が整っていない模様。(^^;)

とりあえず、樹脂製の収納ケースに水をためてヒーターを入れておきます。

仮住まい

水合わせ終了後に20匹ほど小分けにして自作水槽に並べました。自作水槽の詳しいことはこちら

ゼブラフィッシュ飼育装置(試作機)の設置

耐震突っ張り棒を付けて、飼育ケースを並べてみます。

水道水の塩素を抜くため活性炭フィルターを取り付けます。

フィルター交換時の時に水浸しになることがある事と、万が一水漏れした時に受けパン(受け皿みたいな)を付けました。

水入れ前の準備

1.装置内のフィルターハウジングにカートリッチフィルターを設置

下に交換時の水抜き用のバルブが付いています。便利~♪

※画像を取り忘れたため水入後の画像です。<(_ _)>

2.UVランプを取り付けます。

よくみると↑があるので本体の↑と合わせます。ランプは油分を嫌うのでガラス部分は手で触れないようにします。

水入れの手順

1.ボールタップから水を入れます

2.水位調整

ボールタップを調整します。オーバーフロー機能が付いているのでここでも調整できます。マークした水位上限で止まるようにします。

3.バクテリア吸着ろ材を入れます。

軽く洗います。※活性炭水で洗うのが望ましい。

4.ウールマットを装着します。※出し入れしやすい!素敵✨

試運転

バクテリアを吸着ろ材に定着させるためにポンプを回し水を1日循環させます。

今日はここまで

 

水合わせ

ゼブラを入れる前に。。。

飼育ケースに水を入れて水合わせするために滴下量を調整する練習をしました。

 

ゼブラフィッシュ導入

いよいよゼブラを試作機に入れるときが来ました。

空の飼育ケースに5匹のゼブラフィッシュを入れて滴下で飼育水の量を調整し様子を見ます。

今回の試運転の目的

1、装置の仕様、使い勝手や改善点を探る

2、水替えをしない状態の水質変化を調べる

3、装置に対する消耗品の交換目安を探る

目的のための条件(飼育方法)

(自社ルール)

1、水替えをしない。
2、餌は3分で食べきれる量(最初は粉餌とする。10:00と16:00の2回とする。当番制にする)
3、水質検査は朝の餌やり前とする。
4、魚を増やすタイミングは前回投入から2日間は空け、次の魚は前回の倍数追加する。

また飼育するにあたって記録表を付けていくことにしました。

1日目の水質検査記録

導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度 餌やり
5 5 25 29 7.6 170 なし

注意点・気が付いた事・備考

1.新規に吸着ろ材を入れる場合、同時に魚をいれない。半日程度時間を空けること。

2.活性炭を通した水の電導度は69ppm 。バクテリアの元を入れると160ppmまで上がった。

3.餌は与えていない(環境に慣らす為と、引越しのストレスで食べないから)

4.基本水替えなしでボールタップ(蒸発した分)だけ給水される仕組みで様子をみる。

2日目の水質検査記録

導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度 餌やり
0 5 25 30 7.4 0.5 0.05 2~3 162

やったこと・注意点・気が付いた事・備考

1.最初なのでPh、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩、電導度の全検査をしました。

少しだけアンモニア反応が出てきましたが、まだまだきれいな水です。

2.餌をあげると勢いよく食べていました。

3日目の水質検査記録

導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度 餌やり
0 5 25 30 7.4 0.5 0.02 184

やったこと・注意点・気が付いた事・備考
1.電導度が少し上がった。

2.亜硝酸が低いので硝酸塩の検査を省いています。

4日目の水質検査記録

導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度 餌やり
10 15 25 31 7.6 0.5 0.05 163

やったこと・注意点・気が付いた事・備考

パイロットフィッシュ投入から3日目。新たに10匹お引越し^^。水槽増えてくると嬉しいですね。
ここでも追加10匹にはエサは我慢してもらいます。

5、6日目の水質検査記

日目 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度 餌やり
5 15 27 31 7.6 0.5 0.05 165
6 15 28 31 7.4 0.5 0.05~1 165

7~9日目の水質検査記

日目 導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度
7 20 35 26 31 7.4 0~0.4 0 2 170
8 0 35 27 31 7.4 0~0.5 0 1~2 162
9 0 35 29 31 7.5 0~0.5 0 5 164

やったこと・注意点・気が付いた事・備考

アンモニア数値が0に近く、亜硝酸値も0反応だった為、硝酸塩の検査をしたら、数値がでました。

確実に汚れてきていますね…

10~12日目の水質記録

日目 導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度
10 40 75 26 31 7.5 0~0.5 0 0 168
11 0 75 25 30 7.5 0~0.5 0 10 165
12 0 75 26 29 7.5 0~0.5 0 15 172

気が付いた事

立ち上げから10日程度でウールマットに汚れが付いてきました。

13~16日目の水質記録

日目 導入数 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度
13 45 120 27 31 7.5 0~0.5 0 5 172
14 0 120 25 30 7.5 0.5 0.05 2~5 178
15 0 120 25 30 7.5 0.5 0.03 5 165
16 0 120 25 30 7.5 1 0.2 2 207

気が付いた事

最後の45匹を導入して、3日後の16日目、アンモニア数値をはじめ、全体の数値が高くなり始めた…

装置について

フィルターキャップ固定用のゴムパッキンが外れるようになってしまった。。時間が経ち、ゴムが広がってしまってズレ落ちてしまうようだ…。

シリコンパッキンで検証してみる。

やったこと

水槽上段、中段、下段の水温検査をした→特に違いは無かった。

17~20日目の水質記録

日目 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度
17 120 25 30 7.5

2

0.2 10 165
18 120 26 30 7.5 2 0.3 177
19 120 25 30 7.5 2 0.5 184
20(ウールマット交換した) 120 24 29 7.3 5 0.5 184
21 119 23 30

7.5

5 0.7 190

気が付いた事

21日目にして、1匹死んでしまいました。。。

全体的に数値も高く、大分水質が悪化してきています。(亜硝酸が検知されているので、硝酸塩検査は省いています。)

アンモニア数値が高くなってきましたね…

ひとまず現状のまま1か月目まで様子見ようと思います。。。

やったこと

濾過槽と水槽の水質に違いがあるか検査してみた。→特になかった。

装置について

シリコンパッキンも落ちてしまった。思い切って何もつけないでみよう。

22~26日目の水質検査記録

日目 合計数(匹) 室温℃ 水温℃ Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度
22 119 26 30 7.7 5 0.9 187
23 119 27 29 7.6 5 1 187
24 119 25 30 7.7 3.5 1以上 198
25 119 24 30 7.6

2

1.5以上 196
26

119

24 29 7.4 1 測定不能 194

 

アンモニア数値5が4日程続き、次第に亜硝酸値が高く…そして測定不能なほど濃色になり、弱いゼブラは下で苦しそうな様子が見受けられるように…

なので、ゼブラ投入から水替えなしだと、今回は26日で限界と判断しました。

次の日から滴下を始めます!

 

立上から26日目までのまとめ

1、装置の仕様、使い勝手や改善点を探る

当初フィルターキャップに固定用のゴムパッキンをつけていたが、2週間ほどでゴムが伸びてしまい、外れてしまうことがしばしば。

シリコンパッキンで検証してみるも同じ結果に。

何もつけなくてもキャップ自体ずれたり外れたりしなかったので、パッキンは使用しないことになりました!

2、水替えをしない状態の水質変化を調べる

今回の検証ではゼブラ投入から26日で亜硝酸値が高くなり、悪環境になった。

最後の45匹投入後に急速に悪化し始めた。

 

3、装置に対する消耗品の交換目安を探る

ウールマットの交換目安…立上からは10日程度。

弊社ではそれ以降はだいたい7日ごとに交換しています。(生体の数にもよる)

 

27~34日目の水質記録(滴下開始)

滴下を開始しました!毎分5cc

日目 合計数(匹) 室温/水温(℃) 滴下(毎分)cc Ph アンモニア 亜硝酸 硝酸塩 電導度
27 119 25/29 5 7.2 0.5 測定不能値 199
28 119 26/29 3→20 7.1 0.5 同じ 197
29 119 27/30 20 7.1 0.5 同じ 191
30 119 25/29 15 7.4 0 同じ 170
31 119 26/29 15 7.3 0.3 昨日より少し薄色になった 157
32 119 25/30 15 7.2 0.5 0.4 155
33(ウールマット交換した) 119 25/31 15 7 0.2 0.07 35 148
34 119 25/32 15 7 0 0.05 20 140

気がついた事

滴下の量を増やしたおかげか、30日目からアンモニアが0になり、電導度も下がり、苦しそうに下に下がっていたゼブラも元気に泳いでいました!ヨカッタ~!

以降、亜硝酸も少しづつ下がってきて、滴下から一週間ほどで水質安定に近づいた。

装置について

滴下5ccで一晩経つと、毎分3ccまで減っていた!バルブが知らず内に閉まってしまった様子。微調整が難しいな・・・

毎分15~20cc程度だど安定していた。

 

 

以上、装置立上~水替え無しの水質変化~水質改善の記録でした!

ではまた次の更新をお楽しみに~^^

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